幼児英語教育の難しさ(実例)
幼少時からの英会話学習(バイリンガル教育)の難しさについて説明しましたが、私の身近な友人の例があります。
彼女はアメリカの大学に進学し、アメリカの会社に数年勤務した後帰国し日本人と結婚、子供に恵まれました。自分がこれまで英会話を習得するために努力してきた道のりを苦に思った彼女は、子供にはできるだけ楽させてあげたいという思いで、0歳児の頃から、子供に英語と日本語のちゃんぽんで話してきました。そして、3歳のときに、保育園で言われたのが、他の同い年の子供よりも日本語の理解が著しく悪いというもので、先生の指示がわからなかったり、他の友達とのコミュニケーションも図れていないということでした。その子は、月を見て、「moon!」というし、オムツを替えるのは「change diapers」と言います。
私はその光景を見て、ちょっとだけ将来が心配になってしまいました。1つの物に対して2つの名前が存在すると、物の概念を理解するのにも妨げになるように思います。また、伝える相手によってはその単語の意味が通じなくなるので、頭の中はますます大混乱でしょう。
私は、その件について少し友人と話をしました。その後、日本語を優先して話すようにしているとのことで、最近は、日本語の理解力が向上しているとのことです。